オリックスと聞くとクレジットカードや法人向け商品のイメージが強いですが、実はオリックス銀行という銀行もあり、さらに銀行カードローンも取り扱っているのです。
店舗を持たないノンバンク系なので、申し込みはネットが中心で、借入もネットキャッシングが主ですが、ある程度パソコンが使える方なら問題なく利用できます!
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オリックス銀行カードローンの基本情報
それでは、早速オリックス銀行カードローンの情報をチェックしていきましょう!ここを見ればオリックス銀行カードローンを利用する上で必要な情報の9割が理解できます!
申し込み方法
オリックス銀行カードローンを利用する上で、オリックス銀行の口座を開設する必要はありません!誰でも同じフローで申し込むことが出来ます。
尚、オリックス銀行カードローンの申し込みはWEB申し込みのみで、他の申し込み方法はありませんので、ご注意ください。
<申し込みフロー>
- WEBから申し込む
- 受付完了メールが届く
- 審査
- 在籍確認
- 契約意志確認
- 必要書類の提出
- ローンカードの発行(郵送)
- 借入開始
本人確認書類
オリックス銀行カードローンで認められている必要書類は下記の通りです。(いずれか1点)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 各種健康保険証
- 個人番号カード
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
いずれも有効期限内であること、氏名、現住所、生年月日が記載されているものに限ります。
収入証明書
基本的に限度額が300万円を超える場合に提出を求められています。ただし、申し込み内容によっては、限度額が300万円未満の場合でも、提出が必要になる場合もあります。収入証明書の提出を求められたからといって、限度額が300万円以上になるとは限りません。
オリックス銀行カードローンで認められている収入証明書は下記の通りです。
<被雇用者の場合>いずれか1点
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 納税証明書(その2)
- 確定申告書
<個人事業主・会社経営者の場合>
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 納税証明書(その2)
- 確定申告書
審査の結果次第では、上記以外の書類の提出が必要になる場合があります。また、個人事業主や経営者でも申し込みは可能ですが、事業性資金としては利用出来ないのでご注意下さい。
申し込める人・申し込み条件
下記の4つの条件を満たせば申し込み可能です。
- 満20歳以上69歳未満
- 原則、毎月安定した収入のあること
- 日本国内に住んでいること
- オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられること
総量規制の対象ではありません
保証会社はオリックス・クレジット株式会社ですが、カードローンを発行しているのはオリックス銀行なので、総量規制の対象外です。
年収の3分の1を超える借入も可能なので、借り換え・おまとめローンの代わりとして利用することも可能です。
専業主婦と学生は利用不可
総量規制対象外ではありますが、オリックス銀行カードローンは専業主婦の方と学生の方は利用できませんので、ご注意下さい。
これはオリックス銀行カードローン自体が定めている条件です。オリックス銀行は元々法人向け商品が主流だったため、貸付条件も会社員向けの色が濃いですね。
限度額
10万円~800万円
増額は可能だが審査は厳しめ
これは筆者の個人的な印象ですが、ある程度利用実績を詰めば増額してもらいやすい銀行カードローンは、WEB上からの申し込み可能というところが多い印象です。
その点、オリックス銀行カードローンは、コールセンターへ電話して申し込むことしか出来ません。例えば10万円を借りて、半年かけて返したくらいの実績では増額審査には通らないと思われます。
申し込んだ当初は、フリーターだった方が、就職して正社員になったなど、申込者のステータスが大幅に変わった場合には、増額審査に通る可能性があります。
審査
審査時間は最短即日となっていますが、申し込んだ曜日や時期によっては2~3営業日ほど審査日数がかかると見ておくほうが良さそうです。土日や、繁忙期(大型連休前や年末年始など)には、審査時間がかかってしまいがちです。
出来るだけ早めに申し込むと、審査結果が出るまでイライラしないですみます。
審査結果は、通過していたら電話、落ちていたらメールで来る
オリックス銀行カードローンの審査結果は、通過していた場合のみ、電話で連絡が来ます。落ちているとメールで届きます。
また、この時、審査に通らなかった旨をメールで送ろうとして、メールアドレスが間違っていて届かない場合、ハガキで通達されることがあります。
メールアドレスは必ず正確に記入し、迷惑メール設定などを今一度確認しましょう。
保証会社は2つある
オリックス銀行カードローンの保証会社は2社あります。オリックス・クレジット株式会社と新生フィナンシャル株式会社です。
審査開始時に同時並行で、信用情報などを確認し、どちらかがOKを出せば利用可能となります。
審査は甘い?厳しい?
オリックス・クレジット株式会社は信販会社系。新生フィナンシャル株式会社は、新生銀行が母体です。
クレジットカードの利用歴などの情報に強い会社と、銀行系の保証会社。この条件では、アコムなど消費者金融系保証会社に委託しているカードローンよりは、審査が厳しいと言わざるを得ません。
とはいえ、新生フィナンシャルはレイクの運営会社でもあり、消費者金融には劣るものの、カードローンの中では比較的通過率高いと評判。
厳しさは、メガバンク以下、消費者金融以上ぐらいでしょうか。
他社借入があると審査に落ちる?
借り入れ金額にもよりますが、1件だけなら審査に通った人も多いですね。
2件以上になってくると、借り入れ額も必然的に高くなる傾向にあり、審査通過率も下がってしまっています。
また、この限りではありませんが、2社から50万ずつ借りているより、1社から100万借りている方が、いくらか審査に通りやすくなる可能性があります。
可能なのであれば1社にまとめてから申し込む方が、可能性もアップするかもしれません。
在籍確認
勤務先に在籍確認の電話がかかってきます。
基本的に在籍確認は必須となっており、申込者の勤務先が営業していないタイミングで申し込むと、ここで審査が一旦ストップしてしまう可能性があります。
借入方法
オリックス銀行カードローンの借入方法は2パターンあります。
1)ネットキャッシングを利用して、指定した銀行口座にお金を振り込んでもらう方法。
2)カードを利用して提携ATMからお金を引き出す方法。
上記のどちらかとなっています。
ネットキャッシングを利用する場合の銀行は、どこでもOKです。オリックス銀行の口座である必要はありません。
いつ振り込みして貰える?
ジャパンネット銀行の口座を持っている場合は、ネットキャッシングすると24時間いつでもすぐに振り込んで貰えます。
ジャパンネット銀行以外の口座を指定すると、平日の15時頃までにネットキャッシング手続きをしないと、振り込みが翌営業日となる恐れがありますのでご注意下さい。
尚、ATMで借り入れる場合でも1,000円単位で借り入れることが出来ます。無駄な借入はしないで済むのは嬉しいポイントです。
提携ATM
オリックス銀行カードローンが提携しているATMは下記の通りです。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- 西日本シティ銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- スリーエフ
- ポプラ
- デイリーヤマザキ
- セーブオン
- イオン銀行
ATM手数料について
上記全てのATMが終日手数料で利用可能です。
利用可能時間は各ATMによって異なりますので、ご注意下さい。コンビニATMなら何曜日でも23時50分まで利用可能です。
郵送物
ローン用カードが自宅に送られてきます。キャンペーンのお知らせが郵送されてくる可能性もあるので、家族バレを気にする方は、オリックス銀行カードローンはあまり適さないかもしれません。
金利
限度額によって金利の幅が決まっています。
- 100万円未満コース:12.0%~17.8%
100万円コース:9.0%~14.8%150万円コース:9.0%~14.8%200万円コース:6.0%~12.8%300万円コース:6.0%~12.8%- 400万円コース:4.5%~8.8%
- 500万円コース:4.5%~8.8%
- 600万円コース:3.5%~5.8%
- 700万円コース:3.5%~5.8%
800万円コース:3.0%~4.8%
【追記】
2016年12月20日にオリックス銀行が金利を一部引き下げることを発表しました。変更があったのは下記の5コースです。
- 100万円コース:6.0%~14.8%
- 150万円コース:6.0%~14.8%
- 200万円コース:5.0%~12.8%
- 300万円コース:5.0%~12.8%
- 800万円コース:1.7%~4.8%
下がったのは各コースの最低金利の方だけで、最高金利はちっとも変わっていません。「何故そっちを下げたんだ」と首をかしげるばかりの改変ですね。愛用し続けて、金利がどんどん下がったらラッキーくらいの恩恵しかないでしょうね。
【追記終わり】
最大で幅が6%近く開いていて、審査結果次第で、どこになるかは人それぞれです。
気をつけたいのは最高金利が17.8%という点。この金利は消費者金融とほぼ同レベルの金利です。
100万円以上の金利は、銀行カードローンらしい設定になっていますが、100万円未満の場合は下手すると消費者金融と同じ金利になる恐れがあります。
無利息期間
特にありません(2016年12月現在)。
返済方法
オリックス銀行カードローンの返済方法は2種類あります。
口座引き落としか、振り込み返済のどちらかです。
ここで注意したいのは、口座引き落としに指定出来ない銀行があるということです。
口座引き落としに指定出来ない銀行の中に、オリックス銀行も含まれています。謎なことに。
自社口座して指定出来ないというのはよく聞く話ですが、自社銀行は指定出来ないというのは初めて見るパターンです。何故なんでしょうね?
以下の銀行は、自動引き落とし口座に登録出来ません。
- ゆうちょ銀行
- 商工中金
- オリックス銀行
- 農林中央金庫
- セブン銀行、楽天銀行、イオン銀行等のネット系銀行
- シティバンク銀行等の外資系銀行
尚、振り込み返済をする場合、振り込み手数料はかかりません。
返済額一覧表
- 30万円以下:7,000円
- 30万円超50万円以下:10,000円
- 50万円超100万円以下:20,000円
- 100万円超150万円以下:30,000円
- 150万円超200万円以下:35,000円
- 200万円超250万円以下:40,000円
- 250万円超300万円以下:45,000円
- 300万円超350万円以下:50,000円
- 400万円超500万円以下:60,000円
- 500万円超600万円以下:70,000円
- 600万円超:80,000円
月々2,000円台からの返済が可能の銀行カードローンも多いので、この返済金額は、相場から比べるとあまり低くないですね。
もちろん月々の返済額が多い方が、完済も早いですし、総支払額も少なく済みます。きちんと上記の金額を毎月返済していけるのであれば、オリックス銀行カードローンくらいの返済額の方がオススメです。
返済日
毎月10日か、月末か、どちらかを選べます。
返済に遅れた時の遅延損害金
設定された金利+2.1%が損害遅延金の利率です。
17.8%で金利設定された場合は、19.9%となります。
オリックス銀行カードローンの口コミ・評判
●サンテさん/20代/フリーターから寄せられた口コミ
「消費者金融2社から50万円ずつ借入があるから、おまとめローン代わりに使えるところを探して、オリックス銀行カードローンにも審査申し込みしてみた。希望額は、利息分も併せて120万円。100万円以下の金利は消費者金融レベルで使えないけど、100万円以上なら他のところと変わらないから。消費者金融ですでに2社使っちゃってるから、何となく保証会社が消費者金融系じゃないところにしようと思ってオリックス銀行カードローンにした。でも、審査結果は限度額80万円までで、金利は17.8%。はあ?って感じだった。これじゃアンタのところで借りる意味ないじゃんってキレそうになった。正社員じゃないと100万円以上は貸して貰えないんじゃないのって思った。結局他のネット銀行で借りたよ。キャッシュカードがそのまま使えるヤツの方が便利だし」
●ICCOQDOさん/30代/派遣社員から寄せられた口コミ
「ジャパンネット銀行の口座を持っていて、色んな料金の支払い用口座にしてるから、この口座にすぐ振り込んでくれるって点に惹かれてオリックス銀行カードローンを利用しています。限度額は100万円で審査に通りました。実際に使っているのは、多くても20万円くらいまでですけど。金利は14.8%です。使い勝手はまあまあですかね。上中下で言うなら<中>ってところ。いつどこでATM使っても無料っていうところは、自分みたいな適当な人間には助かってますけどね。いつも利用明細見て、手数料取られてることに気づいてから、しまったー!ってなってるタイプなので。飲み会の二次会前とかにお金下ろすふりしてキャッシング出来て、しかも手数料はかからないっていうところが気に入って利用しつづけています」
●こぱさん/30代/正社員から寄せられた口コミ
「正社員1年目(勤続半年)だけど審査に通りました。転職したばかりで、フリーター時代より年収は下がってしまったんですが、それでも審査通ったので、やはり銀行カードローンは正社員の方が強いんだなって感じました。フリーター時代にも実は申し込んでいて、その時は落ちてしまったんです。他社借入も無かったのに落ちたので、考えられるのは、年収が足りなかったか、フリーターだったからなのかって感じだったんですけど、どうやらフリーターだったからっぽいですね。よくどんな人が通りやすいのかは、CMで使われてる芸能人を見れば分かるって言いますけど、オリックス銀行カードローンの場合は、30代ぐらいの正社員サラリーマンがメイン顧客層なんでしょうかね。消費者金融ならもっと若くてフリーターでもイケるのでしょうか。」
余談:オリックス・クレジットとは別物
オリックス系列には、オリックス銀行以外にも「オリックス・クレジット株式会社」があり、こっちはこっちで別途カードローンを用意しています。
例えば、このオリックスVIPカードローン。
具体的にどこが違うのかと言うと、オリックスVIPの方は、信販会社が出しているカードローンなので、「総量規制」の対象です。
オリックス銀行カードローンは、総量規制対象外。
この違いが一番大きい違いです。
金利的には大差ないどころか、オリックスVIPの方が少し安いくらいです(その代わり月々の最低返済額は、VIPの方が高いですが)。
もしあなたが総量規制は特に関係ない(他社借入がない人など)なら、あえてオリックス銀行カードローンにこだわる必要はないかもしれません。
総評:オリックス銀行カードローンは、ジャパンネット銀行との併用で、ネットキャッシングを活用すべき
ご覧いただいてきた通り、オリックス銀行カードローンは、銀行カードローンらしい低金利設定でもありませんし、新規申し込みでは即日融資もほぼ不可能です。ノンバンク系らしい返済や借入方法の利便性の高さも、どうにも今ひとつといった印象です。
他社と肩を並べるには、ジャパンネット銀行と併用してネットキャッシングする場合のみ。そう言い切ってしまっても過言ではないでしょう。
今現在ジャパンネット銀行の口座を持っている、もしくは作る予定がある人ならオリックス銀行カードローンも候補に入れてもいいと思います。