キャッシングのハードルを上げない限りギャンブル依存症も無くならない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
ATMを利用する男性

カジノ法案成立で、「またギャンブル依存症者が増える」「消費者金融で借りまくって破産したり自殺したりする人間が増える」という声が上がる一方で、全く反対の声も上がっています。

「カジノ法案成立で、ギャンブルに対する規制も増加&強化されるから、回収の見込みが減るから借金する人も減るんじゃないか」

「遊戯としてのカジノが出来ることで、パチンコやスロットのギャンブル性にも制限が入って、中毒者は減るんじゃないか」

しかし、これらの意見は、あまりに楽観視が過ぎるのではないでしょうか。

※本ページにはPRが含まれます。

キャッシングが無くならない限り、借金してでもギャンブルやるヤツはいなくならない

オモテの世界で出来るギャンブルの代表格がパチンコやスロットだと思います。

これらの規制が厳しくなったところで、借金してでもギャンブルを続けてしまう人はいなくなりません。

例えば、カジノ法案に連なって規制される対象の1つが、パチンコ店や競馬場内にあるATMの撤去。

こんなの何の意味もありません。

パチンコ店からATMが消えて何になる

スマホさえあればネットキャッシングがいつでもどこでも出来てしまう時代。

店内からATMが消えるだけで何の効果があるというのでしょうか?

ましてやコンビニ店やATMの派出所が、街中のそこらに溢れているのに、ギャンブル場内から消えただけでは、遊技者の歩く距離が増えるだけです。

そろそろ軍資金が尽きるなと思った時点でネットキャッシングに申し込み、店員を呼んで「ランチに行く」と告げて、お昼を食べに行くついでにコンビニATMでお金を引き出すだけでいいのですから。

長時間パチンコ店に居座るような中毒者にとっては、日常にほんの少しの手間が増えるだけで、大きな変化は何もありません。

借金した金をギャンブルに使わせないためには

今やネットキャッシングを始めとする「お金を借りる方法」はどんどん便利で、お手軽になっています。

つまり「利便性」をとことん奪えば良いのです。

とはいえ、消費者金融や銀行カードローンを利用する客の全員が、ギャンブルのために借金するわけではないでしょう。

むしろそんな人、ごく一部のはず。

一部の迷惑な客のために、他の「本当に困っていて、消費者金融や銀行を頼るしかない人たち」にまでしわ寄せが来てしまうのは理不尽です。

だから、「ギャンブルするために借金する客」だけから利便性を奪えばいいのです。

ギャンブラーにだけお金を借りるハードルを上げる方法

その昔パチンコをするには、パッキーカードやジャッキーカードと呼ばれるプリペイドカードを買う必要がありました。

あの制度をもう一度復活させるべきなのです。

そして、プリペイドカードを販売する自販機を、パチンコ店には設置せずに、銀行内もしくはATM内に限定してしまえばどうでしょうか。

プリペイドカードを購入する際は現金は不可で、銀行の預金口座に入っているお金からでしか買えず、購入には銀行キャッシュカードが不可欠という機械を作り上げられれば、簡単にキャッシングしてまでギャンブルする人たちを規制出来ます。

これじゃ銀行カードローンを利用する客しか縛れないように思えますが、今や大半の消費者金融は銀行の傘下に入っています。

消費者金融でのキャッシング情報も銀行と紐付けしてしまえば、あっという間に規制完了です。

パチンコをやること自体は規制しないで済む

適度・適切を守れるのであれば、自分で稼いだお金の範囲で遊ぶ分には、それは各人の自由です。

パチンコ自体が悪いとは言いません。

古いアニメやマンガが好きな私としては、30代~40代をターゲットにしたやや懐かしい作品を、例えどんな形であれ復活させてくれると嬉しいものです。

潤ってる業界だからこその、アニメでは考えられないぐらいの豪華キャスト揃えはむしろありがたさすら感じています。

マジ◯ロや、ツ◯ンエンジ◯ルあたりとか本当に凄いですよね。

本当に、楽しく、生活に困らない範囲で遊んでる分には良い暇潰しだと思うんです。

路上喫煙アンチの愛煙家としては、どうしても困った時の逃げ込み先としても重宝させてもらっています。

お金を儲けようとか、ギャンブルのスリル感や緊張感を味わいたいだとか、そういう思惑がない遊戯者が、本当に正しい意味で「遊戯」すること自体は規制しなくて良いと考えます。

最近アニメやゲームではあまり聞けなくなってしまった声優さんが参加されてる作品を見たい、私みたいな人間はATMに立ち寄ってからじゃないとパチンコ出来ないぐらいのハードルは、ハードルとも感じません。

借金しまくって自己破産したり、生活保護を受けてるのに遊んだりする、一部の迷惑な客のせいで、パチンコ業界の届けてくれる作品やサービスに、適切な対価を払って利用しているだけのユーザーにまで悪影響が及ぶのは我慢がなりません。

ギャンブル狂いに「借金するな!」と言っても馬の耳に念仏でしょう。

ですから、真っ当に働いてる人の税金が、ギャンブル狂いの生活費に回ることなど無いように、「ギャンブラーにだけ借金のハードルを上げる方法」を是非導入すべきだと思います!


この記事を書いたライター:ガボヂャンズ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。