引きこもりがネットキャッシングをしてみた結果

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殻に閉じこもる男性

引きこもりがネットキャッシングをしてみたら、てっきり借金沼に堕ちて、人生詰むのかと思っていたら、むしろちょっと快適になりました。

借金が悪いものと先入観を持っていた期間が勿体なかったとすら感じます。

今回はその体験記のようなものを書いていきます。

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Q:引きこもりでもネットキャッシング出来るのか?

まず皆さんが疑問に思われるのは、「引きこもりがなぜネットキャッシングなんか使えたんだ?」ということでしょう。

私はクラウド型の在宅ワークを生業としている、「準引きこもり人間」です。

「準引きこもり人間」としたのは、一軒家の実家の中なら普通にウロついているからです。

完全に自分の部屋から一歩も出ない「真引きこもり人間」の先輩方から見たら、「甘い」「ヌルい」と言われてしまう部類だと思います。

何より、私は在宅ワークで月10万少々の収入を得ているので、それなりに労働時間も割いています。

つまり、引きこもりではあるけれどヒキニートではないのです。

3年前から在宅ワーカーをしており、この3年間毎月収入を得ており、去年も一昨年も収入が0だったことはありません。

やはり収入証明書の提出は求められた

とはいえ、クラウドソーシングでのお仕事など健全な勤め人には、半分無職のようなものにしか映らないとも思います。

よって、某P社のネットキャッシングを申し込んだ後、10分も経たず電話が来て「収入を証明するものはあるか?」と尋ねられた時も「やはりですか」としか感じませんでした。

メールで添付して送れば良いという手軽さも相まって、ここ二年の年間収支票を提出しました。

駄目で元々の気持ちで申し込んだのに、10万円の枠で可決していただけました。

実家住まいで両親も健在で、居住年数イコール年齢だからというのも要因の一つとしてあるかもしれません。

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Q:ネットキャッシングして何が変わったか

まず一番変わったのは精神的余裕です。

私は月々の収入から親へ食費と、プロバイダー料を支払っています。そして、パソコンを買い替えた際に立て替えてもらっていた分の返済も。

家から出られない私にとって、親が用意してくれる食事が無くなるのは、それは婉曲的な自殺を意味しますが、プロバイダー料の支払いが滞り、ネットが繋がらなくなることは直接的な自殺を意味します。

しかし、ネットが出来なくなるのは、そのまま仕事にも繋がってしまうため、どうしても削るとなるとやはり食費を削らざるを得ません。

この苦渋の選択をしなくて良くなったということは非常に大きいです。

食費を削らなくて良くなった

約10万円の収入の内、食費やその他の支払いで6万円がそれで消えます。引きこもりなら4万円もあれば十分だと思われるかもしれません。

正直全然足りません。

私のような引きこもりにとって、オンラインゲームは人生の命綱です。

いつオンしても、誰かしらに会える。話せる。

そんな引きこもりグループにいられることが大切なのです、なにより。

しかし私は真・引きこもりの先輩方と比べると、自分で稼いでいる悲しい身であるがゆえに、どうしてもプレイ時間に差が出てしまいます。

仲間と言っても、私など「使えるオマケ」程度でしょう。「使えないオマケ」になったら切られてしまう予感が漂っています。

ですから、課金して「使えるオマケ」でいられるようにしていました。

本当は在宅ワークの納期が迫っている時でもネトゲ優先でしたので、在宅ワークの仕事が集中する時期は地獄のようでした。2日連続で徹夜するほど追い詰められていました。

そんな時、「ネットキャッシングで1万円補填出来れば、この依頼を無理して受ける必要ないな」「このイベントは課金で十分追いつけるな」「今月は(父親宛に)お中元が来る時期だから、最悪それで凌げるので食費を少し削ろう」と選択肢が得られたことは、本当に救いでした。

以前のように徹夜一択ではないことだけで、心の余裕が全く違うのです。

Q:借り過ぎたり、返済出来なくなったりしてないのか

元々の限度額が10万円で、月々の最低返済額は多くても4,000円です。

月々10万円の収入があれば4,000円の返済に困ることはありません。

余裕ではないが、ギリギリでもない程度の返済額なので、「借金返済地獄」という感覚もありません。

案外快適な引きこもり生活を送れるようになった

手取り20万円未満で東京等の都会で一人暮らししている人と変わらないと思うのです、私の経済状況。

家賃や光熱費で8~9万円が消えて、その時点で残っているお金は10万円ちょっとですよね。

手取り20万円行かない一人暮らしの青年が、限度額10万円のクレジットカードを1枚持っていたとしても、誰も何も咎めないでしょう。

私の経済状況もそれとほぼ似たようなものです。ですから一気に使いすぎることがなければ、回せなくなることも有り得ません。

たまに父親から説教を食らうことはあっても、毎日のように上司から人格否定され、満員電車に詰め込まれて家と職場の往復だけしていたあの頃に比べれば、経済的にも精神的にも一定の余裕がある今は本当に幸せです。

親のスネと、ネットキャッシングによって出来ていることは、正直恥ずべきことだとは思います。

でも、前職で精神的に追い詰められて、親より先に死のうとしてしまったことより恥ずべき物はないとも思うのです。

ボロボロになりながら出社していた時より、母が笑ってくれるようにもなりましたし、私自身も友達と呼べる人が何年ぶりかに出来て、音声チャットで話している時には声を出して笑うこともあります。

引きこもりな上に親のスネかじりだけじゃ足りずに借金まであるネトゲ廃人。

第三者から見たらどうしようもない塵芥人間だと思いますし、他人に「いい生活だ」と勧めようとは思いません。ただ、「死ぬよりはマシな選択肢だ」と提案だけはしても良いかなと思います。


この記事を書いたライター:tsuchical

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