ネットキャッシングの返済方法についてまとめてみます。
金融業者各社によって細々とした違いはあるものの、大筋は似通っています。「基本的にはこういうもので、後は細かい違いだけ気をつければOK」と思っていただけるように説明して参ります。
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ネットキャッシングの返済方法をまとめてみた
ネットキャッシングの返済方法は大きく分けて2つです。
約定返済と、臨時返済。
どこの業者でもこの2つはほぼ必ずあります。
それぞれの方法について個別に解説をしていきましょう。
約定返済について
約定返済とは、「決まった日に、決まった額を支払う返済方法」のことです。基本的にはこの手法での返済が主軸となります。
よく勘違いされがちなのは、約定返済だからといって銀行口座から自動引き落とししてくれるとは限らないということです。
注意点1:口座引き落としに関する落とし穴
まず、口座引き落とし自体はどこでも出来ます。
ただ、メインとなる返済方法が引き落とし以外の方法のところも多いのです。
例えばアコムなどの消費者金融系は、ATMからの返済をメインとしているケースが多いようです。
また、口座引き落としに設定すると、最低返済額しか引き落としてくれないといった落とし穴もあるので注意が必要です(最低返済額については後述)。
注意点2:返済額に関する落とし穴
約定返済の場合、業者によっては「最低返済額」しか請求しないところがあります。最低返済額は、金融業者側が設定するもので、こちらが指定するものではありません。例えばセブン銀行カードローンは、最低でも5,000円からですが、三井住友銀行カードローンは2,000円からとなっています。
三井住友銀行カードローンぐらいの金額設定は、当分金欠状態が続きそうな人には助かりますが、出来るだけ早い完済を目指したい人や、利息を出来るだけ少なくしたいという人には非常に迷惑な設定です。
月々の返済額が少なければ少ないほど、完済までの期間が長引いてしまい、その分利息発生額も増えてしまいます。
もちろん、「借金しなきゃいけないほどヤバいのは今だけど、来月以降も決して余裕があるわけではない」という状態の人にとっては、非常にありがたいものです。
どっちが良い悪いという話ではなく、返済額は少ない方が良いと決めつけず、自分の状況や予定に併せていくら返していくのかきちんと計算してみてほしいと思います。
注意点3:タイミングに関する落とし穴
自動引き落とし設定している場合は関係ない話です。しかしATMから返済する場合には、約定返済日に注意が必要となります。
業者によって何日かは差がありますが、約定返済日の10日以上前は、「臨時返済」扱いになってしまうことがあるのです(臨時返済については後述)。
そうなるとどんな不都合があるのかというと、同じ月に2回返済しなきゃいけなくなるのです。
約束の日より早過ぎると、それはそれで駄目なんですね。
自分ではもう今月きちんと返したつもりでいたのに、実は臨時返済扱いされていて、約定返済分はまだ未払いになってしまう。これは、非常に怖いことです。
本人は何も悪くないのに、むしろ早めに返す優等生なのに、利用履歴の中に滞納記録がついてしまうなんて残念過ぎますよね。
ATMで返済する時は、使っている業者がいつから約定返済扱いしてくれるのかを確認してからにしましょう。
臨時返済について
金融業者によっては、「随時返済」「任意返済」「繰り上げ返済」など、様々な呼び方がありますが、約定返済日以外の日に返済することというニュアンスは同じです。
早めの完済や、利息発生額を抑えたい人にとってはとにかく臨時返済が重要ですので、詳しくみていきましょう!
注意点1:約定返済が免除されるわけではない
先ほども触れましたが、臨時返済は、あくまで臨時で、約定返済とは別物という扱いをされています。
よって臨時返済をしたからといって、約定返済をスキップすることは出来ません。「今月は余裕があるから多めに返そう!」と思った時には、2回返済するほどの余裕があるのかどうかも忘れずに計算してみてください。
注意点2:35日サイクル制の方が利便性が良い?
返済日のサイクルは、約定返済用サイクルしかないところもありますが、業者によっては35日サイクル制も用意してくれています。
毎月●日と決まっている方が分かりやすいのは確かですが、約定サイクルには先述のような「返済のタイミングによっては月に2回返済しなきゃいけなくなる」といった落とし穴があります。
フリーターの方や、自営業の方の場合、収入を得られるタイミングが不定であったり、複数あったりもするかと思います。
そういう方の場合、収入が入るたびにちょこちょこ追加で返していく返済方法や、翌月の返済日をちょっとズラしたい時などがあると思います。
そんな時には、約定サイクルではなく、35日サイクル制がオススメです。
最後に返済をした日から35日以内に返済をすれば良いので、ある意味とてもシンプルです。
どんどん返済をしていきたいけど、いちいちこれが臨時返済扱いになるのかどうか確認しなきゃいけないのは面倒だという人にはピッタリですね。