ネットキャッシングがいくら便利だとはいえ、審査に落ちて、貸してもらえなかったら意味がないですよね。
手軽に申し込め、早いところだと合計で1時間もしない内にお金を借りることが出来るだけに、利用したい人は多いはず。
でも、「年収が低い」という理由で審査に落ちてしまう人は、今すぐどうにかすることは出来ません。
「もっとも審査が緩いと言われている消費者金融のネットキャッシングですら落ちてしまったら、もう他のところから借りられるアテなんて無い…」
と、落ち込む前に知っておいて欲しいのが、「総合支援資金」です。
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年収が低いからネットキャッシングの審査に落ちてしまう人は「総合支援資金」を利用しよう
「総合支援資金」というおカタい名前からも分かる通り、総合支援資金は国が行っている貸付制度です。
保証人がいれば無利子で、いなくても年利1.5%という破格の金利でお金を貸してくれます。
低所得者のための制度だから年収が低いことは気にしなくてOK
年収が低いどころか、現在失業中の人でも対象になる制度なので、「年収100万円くらいだから…」といった引け目はご無用です。
ただ、現在失業中の人はハローワークに登録し、就職相談をするなど「求職活動」を行っていることが大前提です。
低所得者のボーダーライン
どこからが低所得者と見なされて貸付の対象となるのか調べてみました。
総合支援資金貸付の公式サイトによると、一つの基準として、「市町村民税が非課税となる程度」とありました。
市町村民税が非課税となる程度とは、どれぐらいかというと年収が103万円程度です。
もちろん総合支援資金貸付においては一つの目安でしかないので、厳密に103万円以内である必要はありません。
感覚的には年収150万円未満くらいまでは十分可能性があると思います。
どうせ審査があるんでしょう?
おっしゃる通り、総合支援資金にも審査はあります。
そして、総合支援資金の審査に落ちてしまう人も一定数います。
ですが、もしあなたがネットキャッシングの審査に落ちてしまう理由が「年収」だけなら、通る可能性は十分あると思います。
総合支援資金の審査に落ちる人の特徴
国も誰にでもポンポンお金を貸すわけにはいかないですから、最低限の返済能力の見極めくらいはします。
そこで、総合支援資金の審査に落ちてしまう人の例を上げてみます。
- 生活保護など他の支援や保険を受給している人
- 多重債務者
- 路上生活者、ゲストハウス等に宿泊している住所不定者
- 他の所、他の会社等からお金を借りられる部分
特に注意したいのは「多重債務者」と「他から借りられる人」の部分。
多重債務を抱えていて、もう民間企業からは借りられない人は、返済能力も危ぶまれますし、追加の借金を背負わせるより、債務整理をする方が先だと見なされて、審査には通らないようです。
多重債務で悩んでいる人は、「国民生活センター」など、弁護士が無料で相談に乗ってくれるところを利用する方がいいかもしれません。
また、「他から借りられる人」というのは、例えば母子家庭であるとか、他に給付・貸付できる制度がある場合も含まれますし、普通に銀行とかから借りられるけど金利を払いたくないからという理由で申し込む人も弾かれます。
まずは相談してみる
ネットキャッシングほど手続きは簡単ではないですし、対象となる人もやや曖昧です。
自分は総合支援資金が受けられるのか、それとも他の制度が利用出来るのかなどを相談してみるのも手です。
事前に電話をすれば相談に乗ってもらえます。
各市区町村の社会福祉協議会のホームページから電話番号を確認しましょう。
申し込みについて
申込出来る場所
先述の通り、各市区町村の社会福祉協議会が担当しています。
「◯◯(地名) 社会福祉協議会」で検索するとホームページが出て来ますので、確認してみてください。
必要なもの
- 総合支援資金の借入申込書(社会福祉協議会の窓口で交付します)
- 健康保険証及び住民票の写し
- 世帯の状況が明らかになる書類
- 連帯保証人の資力が明らかになる書類
- 求職活動などの自立に向けた取り組みについての計画書
- 借入申込者が、他の公的給付制度または公的貸付制度を利用している場合、または申請している場合は、その状況が分かる書類(ハローワークが発行します)
- 借入申込者の個人情報を、総合支援資金の貸付けに必要な範囲において関係機関に提供することについて記載されている同意書
- 総合支援資金の借用書
- その他、社会福祉協議会が必要とする書類
おわりに
ネットキャッシングの審査に落ちてしまうと、皆さんショックを受けたり焦ったりしてしまいます。
そんな時に、もし冷静な判断が出来なくなっていたら、ちょっと怪しいと思う業者にも手を出そうとしてしまうかもしれません。
闇金と呼ばれるような悪徳業者に引っかかる前に、公的な手段を利用することも検討してみてほしいので、この記事を制作しました。
公的機関はハードルが高いように感じられますが、それでも闇金に手を出すよりは圧倒的にマシです。
どうぞ一度深呼吸をして、公的な第三者に相談してみましょう。