借金する人間の特徴

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お金の受け渡しイメージ

貯金出来る人と、借金をする人。

もし、この世にいる人間を、この2つで分類するのなら、あなたはどっちに入りますか?

恐らくほとんどの人が「貯金出来る人」に入ると思っていると思います。

でも、本当にそうでしょうか?

まだギリギリ足が真ん中ラインに残ってるだけで、「借金する人」コースへ傾きかけていませんか?

ここでは、「借金する人」にならないために、貯金出来る人との違いを見ていきたいと思います。

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貯金出来ない人間は◯◯を知らない

貯金出来ない人間は、ある物を知らないという特徴があるのですが、その「ある物」とは一体なんでしょうか?

筆者の友人の事例を見ながら、ちょっと考えてみてください。

生真面目な両親に育てられた人が意外と借金沼に落ちる理由

筆者の古い友人に、かなりの教育ママに育てられた男がいます(仮にA君としておきます)。

A君は小学校時代から、家に帰ればまずすぐに塾と学校の予習復習をし、もちろん土日は塾に通い、家庭教師にも来てもらっていました。

合間に、家事の手伝いもさせられ、お手伝いをすると1円がもらえるという、「カ◯ジでももう少しマシな待遇だよ…?」と思うような日々を過ごしていました。

でも、A君は良い奴なので、1円を積みに積み立ててやっとで買った100円の板ガム(ぶどう味)の1枚を、20分の1くらいに千切った物を筆者にも分けてくれました。

そんな良い奴だったA君と久しぶりに再会した時、どこのオヤジかと思うほどに枯れ果てていました。

聞く所によると、A君は社会人になってからたちの悪いキャバ嬢にハマってしまい、借金で首が回らなくなるほどに貢ぎ、それがお母さんにもバレてしまったとのことでした。

「小さい頃から厳しく、でも愛情たっぷりに育てた一人息子が、キャバ嬢に貢いで返済出来なくなるまで借金していた」

スパルタ教育ママには、とてもじゃないけど認められないニュースだったようで、軽い心の病を発症してしまったそうです。

借金を返しながら、父親と一緒に母親の面倒を見て、すっかり疲弊しきっているA君はこう言いました。

「全てのキッカケはボーナスだった」と。

「大金」を知らない人ほど借金地獄に陥りやすいのです!

教育ママに育てられただけあって、A君は超大手に就職出来たものの、実家暮らしでスパルタママの手の中から出れないでいました。

普段の給料も母親が管理していて、必要な時に必要な額を母親からもらうシステムで生きてきたA君。

しかし、初めてのボーナスを貰った時、スパルタママは何を思ったのか「このお金は自分の好きに使いなさい」と言い出したんだそうです。

大学を卒業するまで、人生で一番高い買い物は携帯電話だったA君が、いきなり何十万というお金を手にしてどうしていいか分からなくなってしまったのでしょう。

会社の同僚に連れて行かれた、豪華絢爛なキャバクラの世界にどんどん溺れて行っても、どうしても現実味を感じられないままだったとA君は言っていました。

A君の金銭感覚は、普通の人とは反対の方向に狂ってしまっていたのです。

私たちは「悪い!ちょっと100円貸して」と気軽に言えますが、A君がそれと同じ感覚で貸し借り出来るのは5円までらしいです。

そんな人が一晩で何万円も使うのは、私たちが一晩で100万円使うのと同じくらいの気持ちなのでしょう。

皆さんはどうでしょうか。

いきなりどれだけ使ったら無くなるのか把握出来ないほどの大金を得て、初めて行くきらびやかな世界に圧倒されて、普段の自分が使うお金の20倍くらいの金額の請求書に度肝を抜かれて。

それでも自分の持っているお金には、まだまだ余裕がある。

「何が何だか分からなくなってしまった」とA君は言っていましたが、「そりゃそうだろう」と思わざるを得ませんでした。

今まで大金を知らないで生きてきて、いきなり手にしてしまったら、どれだけ厳しく育てられていても、いや厳しく育てられたからこそ、世界が激しく変化してしまうでしょう。

お金に現実感を持てない人が借金をする

A君は極端なお母さんに、極端な教育を受けていたとは思います。

しかし、こういう人は決して少なくないと思います。

お金と性のことに関しては、あまり学校で教わらない分、各家庭による教育に委ねられている部分が大きいのです。

複数人の専門家による編纂がなされた教科書があるわけでもなく、教える人もその道のスペシャリストでも何でもありません。

父親・母親独自の観念によって教育がなされてしまうことは、珍しくないはずなのです。

A君の他にも、「離婚した父親が浪費癖が酷く、母親からお金なんてロクなものじゃない、お金以外のものを大事にしなさい」と言われて育った結果、「自分でも無駄だと分かっているのに、お財布にお金が入ってると、何かを買ってお金じゃないものに交換しないと行けない気がして散財してしまう」という友人もいました。

極端に低い価値観を植え付けられたり、極端に悪いものというイメージを植え付けられたり、お金に関する適切な教育を受けられていない可能性は、決して低くありません。

自分のお金に対する教育は適切なものだったか、今一度振り返ってみても良いでしょう。

そして大人になればなるほど、何百万、何千万というお金に触れる機会が出て来ます。

しかし、若い内から貯金をしている人は、順当に、何百万というお金が必要になる年頃の頃に貯金残高もそれぐらいになっています。

だからどんなに大金を目にしても、お金に対する現実味を失わないでいられます。

是非、少しずつ、現実感を持っていられる金額を高くしていきましょう。

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